受注入力機能 | 生産管理システム基礎知識「生産管理システムの主要機能」

受注入力機能

生産管理システムの中でも、現場に大きな影響を与えるのが受注入力機能です。これは、顧客からの注文が入った時に、その製品の種類や量、また必要に応じて納期などを入力するための機能です。営業が顧客から注文を取り、契約が確定した時点で数量などが入力されることが多いです。とはいえ、事前に営業が先行予約という形で受注入力をすることもありますし、契約の可能性が高い場合に事前に内示ということで受注入力機能を使うこともあります。特に納品までの時間がかかる製品や、人気が高くなり生産が遅れがちになってしまうような事態では、先行予約がなされることも多くなります。 また、営業が手作業で入力するのではなく、システム内で自動的に入力されることもあります。たとえば、インターネット通販をしている企業では、顧客がネットで注文した場合、自動的にその情報が生産管理システムの中で処理されて、受注入力されるというケースがあります。さらには、部品の生産において、最終製品の受注状況や在庫状況に合わせて自動的に生産数が計算されて受注される仕組みのものもあります。