在庫引当機能 | 生産管理システム基礎知識「生産管理システムの主要機能」

在庫引当機能

在庫引当機能とは、製品や部品の出し入れと在庫を引き当てて実数を出すための機能のことです。製品に対して用いる場合には、製品の手配オーダーと製品の在庫データを引き当てることになります。そして、出荷指示を出していくことになります。部品の管理においては、生産手配について使用される部品に対して、部品在庫を引き当てることになります。その状態で製造指示を送信したり部品の出庫指示を出したります。場合によっては、部品の新たな調達が必要となるケースもあります。 在庫の引き当てをするに当たっては、実在庫に対して行うのが主な作業となりますが、これから先に入庫されるものも入れた計算をすることもあります。また、先行手配した数字についても引き当てを行い、先に備えておくという手法が採られるケースもあります。注意点としてはMRPでの管理を行っているケースで、欠品が生じた場合です。在庫の引き当てが正確にできなくなってしまいますので、リカバリー処理をする必要が出てきます。そのため、この処理の内容を確認して数字が正確になっているかどうかを把握して、必要に応じて調整を行います。