在庫管理機 | 生産管理システム基礎知識「生産管理システムの主要機能」

在庫管理機

在庫管理機能は、工場や倉庫にストックしてある部品や最終完成品などの在庫を管理するための機能です。この機能を使ってチェックできる数字としては、在庫の実数や予測数、部品などの入出庫の日時や数量があります。また、場合によっては在庫の荷姿を表示したり、保管されている場所を確認できることもあります。特に、相当数の種類の部品や製品がある倉庫では、在庫ロケーションを表示させることはピッキング効率に大きな影響を与えます。販売系の倉庫では、作業者が該当品目の場所と棚の段数、製品そのものの形状なども確認できるようになっているケースもあります。 さらに、棚卸業務と連携させて一緒に同じシステム内で作業ができるものもあります。自動倉庫システムを採用しているところや、デジタルピッキングシステムを導入している倉庫では、受注システムや出荷システムと連動させて、受注が入り次第自動的にピッキング、在庫の出入り処理、出荷作業までをしてくれます。在庫管理機能は、それぞれの倉庫や工場において効率的かつミスのない処理が求められますので、柔軟な運用とシステム構築をすることがカギとなります。