実績収集機能 | 生産管理システム基礎知識「生産管理システムの主要機能」

実績収集機能

それぞれのプロセスで製造指示にしっかりと従って作業が進められたかをチェックするための機能が、実績収集機能ということになります。製造伝票にはバーコードが印字されていますので、それぞれのプロセスが終了した段階でリーダーで読み込んで実績データを収集することになります。場合によっては、センサーで自動的にデータを集められるようになっているラインもあります。こうしたデータは工場内で、それぞれの製造工程が適切になされているかを監視するためのものです。生産を外注している場合には、その工場がちゃんと指示に従った製法を行っているかどうかを監視する目的もあります。 これらの実績データは、どのような情報を取るかによって分析の精度が変わってきます。いつそれぞれの工程が終了したかというだけでなく、工程開始の時間を見ることで、工程ごとの効率を確認するのに役立てられます。また、検査を行っている場合はその結果をデータ収集したり、不良率を確認することもあります。