工程展開および製造工程への指示機能 | 生産管理システム基礎知識「生産管理システムの主要機能」

工程展開および製造工程への指示機能

工程表には製造プロセスが指示されています。入力されている工程表の内容に沿って、工程順にそれぞれのプロセスに対して製造指示を出すという機能が、工程展開および製造工程への指示機能となります。現場においてはロット生産をしているところであれば現品票を使って生産指示が作られます。他に製造指示書がある場合には、そちらを使って製造工程ごとに指示が行われることになります。 それぞれの工場の生産の仕組みや製造方法などによって違いがありますが、図面や使用される材料、生産数量、製造日時などが指示されています。紙ベースでこの指示書が作られて、作業員に共有されることもありますし、モニターで確認できるだけのところもあります。また、納期を割ってしまっている状況の対応や、ロットの変更などが生じた場合にどうするかなどの指示も入れることがあります。それぞれの工場や生産する物品の種類や量によって、どこまでこの工程展開および製造工程への指示機能を使うかが異なってきますので、現場の状況に合わせつつ効率的な方法を探っていく必要があります。