資材手配機能 | 生産管理システム基礎知識「生産管理システムの主要機能」

資材手配機能

製品の最終組み立てを行う企業が、材料もしくは部品を仕入れる会社に対して使うのが資材手配機能です。多くの製品において、使われている部品を全内製していることはなく、別会社もしくは別工場から納入することで製造がなされています。そのため、常に最終的な製造過程において必要となる部品や材料の数を管理し、欠品が生じる前に仕入れ先に資材手配をする必要があります。それを助けてくれるのが、この機能というわけです。 具体的には必要数に応じて注文書を発行します。そして、仕入れ先が製造、出荷をしてくれたらそれを受け入れすると共に、検収処理をすることになります。ここまでの処理をまとめて一つの機能で行えるので、管理がしやすくなります。また、管理システム内で部品管理プログラムなどと連携していることも多いので、処理されたデータは自動的に共有されることになります。複数の企業や異なる単価での受け入れも行えるので、処理作業自体も楽になります。資材手配機能を使うに当たっては、発注単位に注意する必要があります。生産過程で用いる単位と仕入れ先に発注する際の単位が異なることがあるからです。