部品表管理機能 | 生産管理システム基礎知識「生産管理システムの主要機能」

部品表管理機能

一つの製品を作るためには、複数のパーツが必要となり、最終組み立てを行うに当たってすべてのパーツを適切に管理する必要があります。受注数に応じた最終組み立てのためには、それぞれの部品がいくつ必要になるのか、いつまでに揃えなければならないのかといった管理が求められます。そこで役立つのがこの部品表管理機能です。部品構成をリスト化すると共に、組み立てプロセスの中でどの部品が組み合わされていくのかを示すものとなります。 部品表管理機能には、主に二つのタイプがあります。親製品もしくは完成品から始まり、子部品がどのように構成されるかを示す表です。これを純展開と呼んでいます。逆に、それぞれの子部品から親製品までの流れを示す表を逆展開と呼んでいます。また、部品表管理は設計段階でも工場での製造過程でも用いられます。そのため、設計段階で利用されるものを設計BOMと呼び、工場側で用いる製造BOMと区別しています。それぞれで用いられている部品や流れは当然同じものですが、異なる部署で参照しやすいフォーマットに変えられています。